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Road to GX 〜『GX志向型住宅』実現までの道のり〜

施主と工務店の声から見えてくる、
GX志向型住宅建築のリアル

K様邸
兵庫県神戸市
5人家族(ご夫婦+お子さま3名)

GXが、これからの家づくりの常識を変える

GX(グリーントランスフォーメーション)とは、化石燃料依存の社会経済システムを、再生可能エネルギーを中心とした持続可能な「脱炭素型」へと根本的に変革することです。また『GX志向型住宅』とは、高い省エネ性能と再生可能エネルギーの活用により、環境負荷を抑えながら快適な暮らしを実現する次世代の住宅のことで、従来のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)よりも高い基準が求められています。高い断熱性能や省エネ設備の導入などによって実現するGX志向型住宅は、環境問題やコストパフォーマンス、そして安心・安全な住まいを求める人たちにとって、これからの家づくりにおけるひとつの指針となるのではといわれています。

神戸で『GX志向型住宅』を実現したK邸

K邸を設計・施工した、「つむぎ建築舎」の森田さん(左)と五十嵐さん(右)

兵庫県明石市に住まわれていたKさまご一家。それまでは分譲賃貸のマンションで、奥さまとお子さま3人の5人家族で暮らされていましたが、お子さまの成長と共に部屋も手狭になり、戸建て住宅への転居を検討されていました。

最初は中古物件を見たり、ハウスメーカーの建てるモデルハウスなども見て回ったりしていましたが、どうせなら自分たちの納得のいくオリジナリティある家づくりがしたいと考えるように。

そこで、数年前に仕事で知り合った建築会社である『つむぎ建築舎』の社長に相談することにしました。さっそく明石市内にある『つむぎ建築舎』に赴いたKさまが紹介されたのが、設計担当の五十嵐泰子さんと施工担当の森田大さん。この出会いが、GX志向型住宅実現への第一歩となりました。

※神戸市西区を拠点に、女性建築設計士と大工による木材建築を得意とする建築会社。
https://tumugi.sihoutugi.com

『GX志向型住宅』完成までの道のり
(K邸の場合)

ZEHを超えるGXへの挑戦

環境のため、省エネのため、そしてなによりご家族の健康のためにもZEH住宅を考えていたKさまは、五十嵐さんと森田さんにその意思を伝えます。しかしそもそも『つむぎ建築舎』の建てる新築物件は、ZEHが標準仕様となっていました。

K邸の図面を眺める五十嵐さんと森田さん、そして施主であるKさま。 ZEHを超えたGX志向型住宅を目指すためには、さまざまなハードルがありました。

そこで五十嵐さんから聞いたのが、ZEHを超える新しい基準であるGX。高い断熱性能や省エネ設備の導入などによって実現する【GX志向型住宅】のことでした。

「ZEHは知っていたのですが、GXは初めて聞いた言葉でしたので、さっそく自分でも調べてみることにしました」というKさま。ZEH以上の高い省エネ性能と再生可能エネルギーの活用などが必要であると同時に、その基準をクリアすることで、国から補助金が出ることも知りました。

「GXの基準を満たすためには、断熱材の追加や太陽光パネルのグレードアップなど、それなりに費用も掛かってくるのですが、補助金※である程度カバーできるということをKさまにお伝えしたところ、“それならGXを目指しましょう”ということになり、私たちにとっても初めてのGX住宅に取り組むことになりました」という五十嵐さん。森田さんと共に、K邸のGX志向型住宅実現に向けての挑戦が始まりました。

※2025年時のGX志向型住宅の補助額160万円(2026年1月31日時点で、一定以上の出来高の工事が完了していること)

海と明石海峡大橋が見えるロケーション

『つむぎ建築舎』に相談する前から土地探しを始めていたKさま。当初は職場のある明石市内で探されていましたが、予算や条件の都合でなかなか納得のいく土地が見つかりませんでした。

明石海峡大橋を望む、K邸からの眺望

Kさまと奥さまの一番の希望は、家から海が見えること。「明石にある仕事場の窓から海が見えるのですが、とても落ち着く環境なんです」というKさま。奥さまも子どもの頃から海が見える環境で育たれていたとのことで、Kさまご夫婦にとって、家を建てるなら海が見える場所が必須でした。しかしその土地探しは想像以上に苦戦します。「五十嵐さんや森田さんにも一緒に土地探しを手伝ってもらっていたのですが、1年半以上経ってもこれという場所がなかなか見つかりませんでした。これはもう無理なのかな…と諦めかけていたときに、この土地と出会えたんです!」というKさま。海はもちろん、ランドマークである明石海峡大橋も見えるとあって、ご夫婦共に大喜びでそこに決めました。しかしこの素晴らしい眺望が、K邸のGX基準クリアを難しくする高いハードルになるのでした。

森田邸で実感した大開口の魅力

難航していた土地も決まり、いよいよ家づくりに取り掛かることになったKさま。森田さんからのご提案で、建てたばかりの自邸を見学させていただくことになりました。

K邸設計の参考になった、森田さんの自邸

「五十嵐さんが設計し、森田さんがご自身で施工されたお宅は、自分たちが考える“良い家”のイメージにとても近くて、夫婦共に好きな感じの家でした。実際にお伺いして、やっぱりお二人にお願いすることにして良かったなと確信したのですが、なかでも一番興味深かったのが、リビングの窓が大きくて、カーテンがかかっていないことでした」というKさま。

外部からの視線を遮るように工夫されており、カーテンが無くてもプライバシーが確保されています。「うちもせっかく明石海峡大橋が見える場所に建つので、海側に向けて大きな窓を設けて、カーテン無しで眺望を楽しめるようにしたいと思いました」とのこと。

森田邸では、開口部の他にも断熱材や太陽光パネルの設置など、ZEH住宅の条件をクリアする設備を確認したKさま。“こんな家にしたい”というご夫婦の要望をまとめて、五十嵐さんに伝えることになりました。

GX志向型住宅実現への高いハードル

GX志向型住宅を実現するための4つの要件

  1. 断熱等性能等級6以上

    断熱等性能等級5以上とされるZEHを超える断熱性能が求められます。外気の影響を受けにくく、一年中快適な温度を保ち、冷暖房効率を最大限に高めるレベルになります。

  2. 一次エネルギー消費量の削減率が35%以上(再生可能エネルギーを除く)

    断熱性能や高効率な設備機器(空調、給湯、照明など)により、BEI(設計一次エネルギー消費量)が0.65以下であることを意味します。

  3. 一次エネルギー消費量の削減が100%以上(再生可能エネルギーを含む)

    太陽光発電などの創エネ設備により、年間で消費するエネルギーを実質的にまかなうことが必要です。

  4. 高度エネルギーマネジメント(HEMS)の導入

    エネルギーの無駄を可視化・管理し、効率化を図るHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の採用が、要件として追加されています。

ZEH・長期優良住宅・GX志向型住宅 比較表
(2026年度基準)

ZEH住宅 長期優良住宅 GX志向型住宅
定義 年間一次エネルギー消費量が
実質ゼロ以下の住宅
長期にわたり良好な状態で
使用できる住宅
GX(脱炭素)推進の核となる
最高水準の省エネ住宅
断熱性能 等級5以上 等級5以上 等級6以上
省エネ性能 BEI≦0.8(20%以上削減) BEI≦0.8(20%以上削減) BEI≦0.65(35%以上削減)
太陽光・HEMS 推奨 推奨 必須
主な補助金 35万(1~4地域 40万) 75万(1~4地域 80万) 110万(1~4地域 125万)
メリット 光熱費削減、標準的な補助金 住宅ローン減税優遇、高耐震性 高額補助金、光熱費削減、高快適性
特徴 普及型省エネ住宅太陽光発電などでエネルギーを創り、
断熱性能と合わせて年間の光熱費を
実質ゼロにすることを目指す住宅。
耐震・劣化対策重視耐震性、耐久性、維持管理のしやすさなど、
国が定めた基準をクリアし、
長く住み続けられる家。税制優遇が豊富。
最新設備・最高水準省エネZEHよりもさらに厳しい断熱等級6以上、
高性能な断熱材や窓を採用する、
環境に特化した次世代型住宅。

元々ZEHレベルの住宅を建てていた『つむぎ建築舎』の五十嵐さんと森田さんにとって、それほどハードルの高い基準ではありませんでしたが、K邸の場合2つの問題点がありました。ひとつは、海や明石海峡大橋を見渡すことのできる西側の大開口部と、吹き抜けのある区切りのない大空間という間取り的な要因。そしてもうひとつが、高低差のある敷地を活かしたスキップフロア構造という複雑な形状にしたことによって生じる構造的な要因です。

そこで五十嵐さんと森田さんが考えたのが、GX基準を満たしながら、空間としての心地よさと建物の性能をバランス良く両立させるための3つの方策でした。

  1. 1.断熱材とサッシのガラスのグレードアップ
  2. 2.高効率な給湯機器の採用
  3. 3.太陽光パネルの容量アップ

西側の大きな窓が難関に

施工途中のK邸。西側の大開口には、アルミと樹脂のハイブリッドサッシが使用されています。

Kさまご家族にとって一番のご要望であった西側の大開口。しかし、窓が大きければ大きいほど熱の出入りが大きくなり、断熱効果は下がります。特に東西の窓は水平に日射が入るため、できれば窓は小さい方がベターなのですが、「ご家族がこの眺望を楽しむために決められた土地でもありましたので、断熱材と窓にはコストを掛けました」という森田さん。まず西側の大開口にはアルミ樹脂複合サッシを使用しました。

これは外側がアルミで内側が樹脂のハイブリッドタイプで、アルミの弱点だった断熱性を補い、樹脂の弱点だった耐久性や強度をカバーするサッシです。樹脂サッシよりも強度がありながらもフレームが細く、デザイン的にも優れているため、窓からの眺望もより広く大きく楽しめるようになりました。

また、敷地の高低差をそのまま活かしたスキップフロア構造としたため、建物の外皮表面積が大きくなり、熱の逃げる面積も多くなってしまいましたが、屋根や壁面の断熱材を厚く入れることで断熱効果を高めました。その分コストは上がりましたが、ある程度は補助金でカバーできたといいます。

高断熱&高気密が、GXクリアの条件

「GXの基準をクリアするためには、断熱・気密をしっかりと施工し、少ないエネルギーで建物内部の環境を安定させることが重要なんです」という森田さん。ここからが施工担当者としての腕の見せ所でした。

C値(相当隙間面積)を極力埋めるために施工する森田さん。

K邸は高低差のある敷地の構造上、建物の床の位置を通常より高くする“高基礎”にしなければならなかったのですが、そのために断熱材の入りづらい箇所があったといいます。また高気密を守るため、家中の隙間をできるだけ埋める必要もありました。「単純な四角い箱のような形状の家なら隙間を埋めるのは簡単だったのですが、設計が複雑になればなるほど気密を取る箇所も増えるので、気密テープなどで隙間を埋めました」。

その結果、K邸のC値=相当隙間面積は0.3(家全体の隙間を集めてもハガキの4分の1程度のサイズ)で、一般的な家のC値である1.0を大幅に上回ることに。「おかげで隙間風もないし、家中の空気も効率よく循環できるので、GX基準もクリアしやすくなりました」という森田さん。

五十嵐さん、森田さんのこだわりは、その機能性だけではありません。性能を担保しつつ、意匠(デザイン)にもこだわったといいます。「GXの基準を満たすため、日射熱の影響を受ける屋根の断熱はしっかりと厚くしましたが、ただ分厚い断熱材を入れただけではなく、意匠的にもスッキリと軽く見せるための工夫をし、施工にも手間を掛けました。

※C値:住宅の「気密性能」を表す指標。数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高い住宅を意味します。1.0以下が一般的な高気密住宅の指標。

2026年度実施予定の補助金事業

助成事業名 最大補助額 対象・備考
ZEH・省エネ住宅
関連
みらいエコ住宅2026事業 最大110万円
(1~4地域は最大125万円)
GX志向型住宅 110万円/戸 (125万円/戸)
長期優良住宅 75万円/戸 (80万円/戸)
ZEH水準住宅 35万円/戸 (40万円/戸)
( )は1~4地域
給湯器関連 給湯省エネ
2026事業
最大20万円 高効率給湯器
エコキュート : 7万~10万円
ハイブリッド給湯機 : 10万~12万円
エネファーム : 17万円
賃貸集合給湯
省エネ2025事業
最大10万円 エコジョーズ(潜熱回収型ガス給湯器)
追い焚き機能なし : 5万〜8万円
追い焚き機能あり : 7万〜10万円

2025年11月現在 上記内容は変更となる場合があります。
出典:国土交通省「住宅省エネキャンペーンにおける3省連携(新築・リフォーム)」 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001970798.pdf

2027年度から施行される新たなZEH の定義

現行ZEH定義 新ZEH定義(2027年度~)
省エネ性能 断熱性能 断熱等級5以上 断熱等級6以上
1次エネルギー消費量
削減率(省エネのみ)
20%以上削減 35%以上削減
再エネ含む1次エネルギー削減要件 100%削減 100%削減
(115%削減の要件も新設)
設備要件 蓄電池 任意 必須(初期実効容量5kWh以上、
集合住宅は適用除外)
高度エネルギー
マネジメントシステム
(HEMS)
任意 必須(集合住宅は適用除外)
地域性や建物特性を考慮した
ZEH Oriented適用条件
多雪地域・
都市部狭小地
多雪地域・都市部狭小地、集合住宅(ZEH-M)
では6階建て以上

断熱+床下暖房で、寒い冬を乗り切る

「GXの基準をクリアするためには、断熱・気密をしっかり施工することが大事なんです」という森田さん。ここからが施工担当者としての腕の見せ所でした。K邸は高低差のある敷地の構造上、建物の床の位置を通常より高くする“高基礎”にしなければならなかったのですが、そのために断熱材の入りづらい箇所があったといいます。また高気密を守るため、家中の隙間をできるだけ埋める必要もありました。

床下暖房からの温風は、このガラリを通して部屋に上がってきます。

120.9㎡あるK邸の空調機器(エアコン)は、2台だけです。そのうちメインとなる1台はLDKに設置されており、もう1台は2階のセカンドリビングにあります。実はこんなに少ない空調機器で家全体を暖めるための仕掛けがありました。

「K邸はそもそも断熱がしっかりしているので、通常の家よりは全体的に暖かいと思います」という五十嵐さん。さらにできるだけ少ない空調機器でまかなうため、【床下暖房】を提案しました。

1階の各部屋の床面にガラリを設け、リビングの床下に設置されたエアコンからの暖気が、家中を循環してガラリから上ってくる仕掛けです。

「いわばエアコン版の床暖房ですね。床下から出てきた暖気は、吹き抜けを上がってそのまま2階まで暖めてくれます」と五十嵐さんがいうと、「トイレの床下にもガラリがあって、実はここが一番暖かいかもしれません」と笑うKさま。

引っ越してきてから初めての冬は、断熱材と床下暖房のおかげで難なく過ごされたとのこと。ちなみに2階のセカンドリビングに設置されたエアコンは、来る夏に向けて、冷房用にと考えているとのことでした。

太陽光+ECO ONEだからこそ実現したGX

K邸の天井には、6kWの太陽光パネルが搭載されています。

「GX志向型住宅にするために一番大事なのは、1次エネルギーの削減率なんです」という五十嵐さん。

そこで重要になってくるのが給湯器の選び方でした。給湯器といってもさまざまな種類のものがありますが、最近では省エネタイプが主流です。主な省エネ給湯器としては、ガスを使った【エコジョーズ】と、電気を使った【エコキュート】。そしてガスと電気のハイブリッド給湯器である【エコワン】があります。

K邸においても、どのタイプの給湯器がベストなのか、数値を見ながら検討されました。「GX要件の一つである一次消費エネルギーの削減率を比べたのですが、結果的には、リンナイの【エコワン】がベストでした」と森田さんは断言します。

一次エネルギー消費量削減率
(再生可能エネルギーを除く)

K邸のGX志向型住宅実現のためには、ハイブリッド給湯器『エコワン』が必須でした。

「K邸の場合、エコワン無くしてGXは実現しなかったといっても過言ではないと思います」という五十嵐さん。通常リビングダイニングが広くて吹き抜け、そして間仕切りの少ないK邸は、GXのことを考えるとものすごく不利だったのですが、エコワンのおかげでなんとかクリアできたとのこと。

「K邸には6kWの太陽光パネルを積んでいるのですが、当初は4kWの予定でした。ただそれだと太陽光で発電した電力だけで、一次エネルギーの消費量を実質的にまかなうことができずに、GXの要件をクリアできなかったんです。そこで太陽光パネルを大型にし、さらに高効率な省エネ機能を備えたエコワンと組み合わせることにしました」という森田さんも、ご自宅はハイブリッド給湯器。

五十嵐さんも「太陽光+オール電化というのもひとつの選択肢ですが、K邸のように人気のガス衣類乾燥機『乾太くん』を入れられたり、お料理はやはりガス火がいいというガス派の人には、エコワンという選択肢がありますので私もおすすめしています」とのこと。

さらに、今回は主にGXをクリアするために選ばれたエコワンですが、ガスと電気の両方をかしこく使い分ける省エネタイプの給湯器なので、万一の災害の時の対応や、日々のエネルギーコストが気になる方にもおすすめできます。

ECO ONEの採⽤により、
GX志向型住宅の
⼀次エネルギー要件を達成

GX志向型住宅の要件である⼀次エネルギー消費量削減率は、再⽣可能エネルギーを除く場合で35%以上、再⽣可能エネルギーを含む場合で100%以上が求められます。この基準を満たせるかどうかは、設備の選定によって⼤きく左右されます。K邸では、エコジョーズ・エコキュート・エコワンの3⽅式について、設計⼀次エネルギー計算による⽐較検証を実施しました。

一次エネルギー消費量削減率
(再生可能エネルギーを除く)

※BELS(建築物省エネルギー性能表示制度) "住宅のZEH、ゼロエネ相当に関する表示についての一次エネルギー計算シート(ver.2.0)"にて算出・比較

コスト面だけではない、GX志向型住宅の魅力

仲良くキッチンに立つKさまご夫婦と一番上のお嬢さん。下のお嬢さんたちは、テーブルでお料理が出来上がるのを待っています。

GX志向型住宅はどのような方にオススメなのか?「Kさまのように、お子さんが多いご家族では、毎日のお料理や洗濯、お風呂などお湯を使う量が多くなりますよね。こういったご家庭には特にオススメです」という五十嵐さん。一方森田さんは、コスト面だけではないメリットもあるといいます。

理想の家が完成し、新しい暮らしをスタートさせたKさまご夫婦。その背後では、3人のお嬢さんたちがリビングと2階をつなぐハシゴを上ります。

「実はGX志向型住宅には、建物自体を長持ちさせる面もあるんです。GXにするためには高気密・高断熱が求められますので、エアコンも小型のもので対応できます。それらを効果的に使用すれば、家の中の温度もある程度一定にすることが可能になります。これは建物だけではなく、住む人の健康にも良いのではないかと思いますね」とのこと。

「最近では、ネットやSNSで情報を仕入れてくる人が多くて、プロ顔負けのお話をするお客さまも増えてきているんですが、やはり数値だけでは見えてこない部分があると思うんです」という森田さん。五十嵐さんも「設計者としては、数値だけで見えてこない、住みやすさや心地よさを大事にしたいですね」といいます。

そんなお二人も、今回のK邸でのGX志向型住宅への挑戦を経験して、GXのメリットを実感したとのこと。「私たちが基本としているZEH仕様にちょっと上乗せするだけでGXに届くので、これから家を建てようと考えている人にはおすすめできます」という五十嵐さん。森田さんは「ポイントはやはり給湯器です。今回K邸の施工で初めてエコワンを入れましたが、GX志向型住宅を目指すなら、エコワンは最適だと感じました」と言い切りました。